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海水でpH8.0±0.2に調整したもの。
(ハ)試薬
a 塩化カルシウム(試薬特級)
b 無水硫酸ナトリウム(試薬特級)
c イソプロピルアルコール(試薬特級)
d クロロホルム
(ニ)油処理剤混合油
重油10mlに油処理剤0.4mlを加え、十分混合したもの。
(ホ)分液ロート
ガラス製容量1,100ml、外径65±1mm、長さ405mmの円筒分液ロート(図3−1参照)。
(へ)振とう機
円筒分液ロートを装着し、振幅40mm、毎分35往復で振とうできるもの(写真3−1参照)。
(ト)光電比色計又は光電分光光度計
ロ 試験操作
油10gに油処理剤0.4gを加え、十分に撹拌し、試験油とする。分液ロートに人工海水550mlを加える。水平方向に寝かせた状態で秤に載せ、中栓より試験油を正確に1g加える。振動を与えぬよう静かに振とう機に水平方向に固定する。振とう機で横に20分間毎分35往復、振幅40mmで振とうする。振とう後静かに垂直に立て、10分間静置する。
静置10分後、分液ロート下部より100mlの乳化層をメスシリンダーにとり、分液ロートに移す。メスシリンダーを2回、10mlのクロロホルムで洗い、この洗浄液を分液ロートに移して油分を抽出し、抽出液をビーカーにとる。さらに2回、毎回クロロホルム20mlで抽出する。全抽出液をビーカーに合わせ、これに無水硫酸ナトリウム5gを加え、10分間放置脱水後、脱脂綿を軽く詰めたロートでろ過する。ろ液にイソプロピルアルコール5ml加え、さらにクロロホルムを加え、全量を100mlとする。これを波長580

 

 

 

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